瞬間接着剤はどうしてあんなに素早くくっつくのでしょうか?
瞬間接着剤の成分がわずかな水分と反応してすぐにかたまるからです。条件などにもよりますが、大体のものは数秒という素早さでくっつきますね。ただ、かたまる時には熱が出て、服とかにつけるとやけどする危険があるので気をつけましょう。
でも、たまにプラスチックでもつかなくて困るのですが。
大体のものを接着できますが、接着できないものもあります。接着できない代表的なものには、「ポリエチレン・ポリプロピレン・ナイロン・シリコーン樹脂・ガラス・フッ素樹脂・繊維・皮革」があります。プラスチックにもいろんな種類がありますので、接着するときは、そのプラスチックの材質を確認してから使用すると安心ですね。
なるほど、接着の世界も意外と奥が深いですね。
そういえば、瞬間接着剤でもいろんなタイプがありますよね。
私の趣味の模型飛行機や帆船なんかはバルサ材を使っていますので、ぴったりですね。
では、金属用のパワーエース商品もありますか?
あります。
瞬間接着剤は、衝撃に弱いですから、接着したものを落としたりするとはがれやすいですが、高強度は、金属の接着に向いていて、液状に比べて約10倍の衝撃に耐えます。だから、瞬間接着剤で金属を接着するなら高強度が最適です。
なるほど、試してみます。
そういえば、接着剤がはみ出ると、そこがなかなかかたまらなくて手についたりして大変な経験をしたことがありました。
手につくと大変ですよね。瞬間接着剤が一番接着しやすいのは皮フかもしれません。でも、皮フにつけてもあわてずに対応することが大切です。仮に皮フについてかたまっても、お風呂に入ったり皮フの新陳代謝により数日から数週間で自然と取れてきますからご心配なく。
そうか、思ったほど人体への心配はないんですね。
じゃあ、おじいちゃんの入れ歯をつけてあげようかな。
それは、ダメです。間違ってつけてしまうと取れなくなってしまいます。それに、接着剤は、人体に使うと思わぬ害があったりします。医療用認可など安全性が十分に確認できていないので使ってはいけません。
なるほど。
瞬間接着剤は、使い方を誤らず、正しく使えば、いろいろなものを素早く接着できて便利です。
そうですね、いろいろと試してみます。
細かい作業には専用ノズルを使うと便利ですし、いろいろ使ってみてください。ただ、瞬間接着剤は強力ですので、一度つけたらはがせないと思ってください。
わかりました。
あ、そうそう、瞬間接着剤を一度使って、次また使おうとすると、容器の中でカチカチになっていたことがあったのですが?
瞬間接着剤は、湿気や水、熱、光などによりかたまりますので、正しく保管してください。
では、どうやって保管すればいいですか?
瞬間接着剤を使ったら、ノズル先端をきれいにしてキャップをきっちり閉め、暗くて涼しい場所に保管しておくといいです。
冷蔵庫とかですか?
そうですね。ただ、万が一、こぼれると大変ですので、よく密閉しておくことが大切です。それと使う量をあらかじめ考えて購入し、なるべく早く使い切ってしまうことですね。
はい。これでますます便利に使えそうです。
今日はありがとうございました。
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